恋色ダイヤモンド~エースの落とした涙~
さくらが淋しそうにつぶやいた言葉に、胸の奥がキュッと痛くなった。
そっか……。
泣いても笑っても、3年生のあたし達は、夏の予選で敗退した時点で引退なんだ。
野球部を離れた今でも、まるで自分のことのように淋しくなる。
「ということで、今日も勧誘行ってくるかなー」
結局の所1年生マネを確保しなきゃいけないのは変わらず、日課となった昼休みの勧誘に出かける様子。
さくらは紙パックのジュース片手に立ち上がると
「うわあ、もう空だし。まだ喉乾いてるのに~」
残念そうにさかさまに振った。