恋色ダイヤモンド~エースの落とした涙~

どことなくとぼとぼ歩いていく三浦先輩の背中を2人で見送る。


「…なるほど。やっぱり今でも彩子先輩が好きなんだね…」


三浦先輩を見てればなんとなくわかる。


残念ながら彩子先輩には全くその気はなさそうだけど、彩子先輩を前にした三浦先輩の行動ってキョドッててなんかおかしいから。


以前付き合ってたっていうより、まだ片想い中の中学生みたいだ。


「そうらしけどさ。そっとしといてやれよ。ギザギザハートがこれ以上傷ついたらどーすんだ」


ふーん。


佑真でも、恋心ってやつ、わかるんだ?
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