恋色ダイヤモンド~エースの落とした涙~
今日登板した佑真にも駆け寄る。
「ごめんね…」
「あ?」
「佑真に無駄な球投げさせた……」
同じ球を投げるのなら、ちゃんと勝負の出来る相手に投げさせてあげたいのに。
ボールも読まない、ただ突っ立っているのと同然の相手に投げても、なんの練習にもならない。
それくらいあたしにだって分かる。
顔をあげられなくて、うつむいたまま謝った。
「オマエ、俺のことなめてんのか?」
「………うっ……」