雪恋。
◇プロローグ◇




笑太に会ったのは 小学生のときだったかな…。


同じ病院、となりの病室。
同じ誕生日、1つ年上。


そして私たちは同じ運命だった。
同じ病気。余命まで同じ。


私が笑太にもらったものは、カタチではないんだ。



“病院”っていう狭い世界で、同じ運命が私たちを会わせたのかな。



私にとって 笑太は、

大切な存在です。

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