百瀬君の生態記録。




「ってわけだから、よろしく」




「...そんな」




私の馬鹿野郎...。




ていうか元はと言えば彼奴が悪い!...多分...。




私は勢いよく後ろを向くと、案の上。悪びれもなく声なくして笑う百瀬君を睨みつけるが、わざとなのか、目を合わせようとしない。




ほんとむかつく。




未だに小さく笑い続ける彼をみて、こっち向け馬鹿野郎と念を込めると。
< 34 / 48 >

この作品をシェア

pagetop