爆走LOVE★BOY Xmas SP
この光景はまるで裏番長をしていた高校時代に戻ったようで、少し笑える。


俺は卒業して来年の春で1年がたつ。


亜美から学校内の様子は色々と聞いていたけれど、とくに目立った乱闘などは起こっていない様子だった。


亜美に俺がいなくなった後の学校を任せることには抵抗があった。


でも、亜美を信じて正解だったな。


そう思いながら自動ドアを抜けて外へ出る。


すぐ目の前に車が止まっていたが、「今日は亜美と約束をしているからいい。先に帰れ」と、運転手に伝えて俺は歩き出した。
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