それでも君が好き。 一生片思いで上等なんです

「おい‥なんで泣きそうな顔してんだよ‥」


「泣いてない‥ほら電車来たから乗りなよ、ばいばい」


好きでもない彼氏の所に今から抱かれに行くなんて言えないよ


「ほんとに大丈夫か?じゃあ」


佐藤は電車に乗り発車するまで優しく微笑みながら手をふってくれた


私は佐藤が見えなくなるまで力なく手を振った


はぁ‥

もう一度ため息をつき、裕也のところに向かう電車に乗り込んだ



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