それでも君が好き。 一生片思いで上等なんです

ヒーロー再び?


私、木村京、17歳。

「ここどこー!」


只今絶賛迷子中‥


どうしても欲しいものがあって慣れない場所に来たがゆえに迷子です


「そういえばここら辺、佐藤詳しかったような‥電話しちゃえ!」

交番に行くのも恥ずかしくて佐藤に電話



『どしたー?』

出たー!

電話越しの佐藤の声‥

なんか色っぽい‥


とか考えてる場合じゃなーい!


「迷ったー!○○ってお店行きたいんだけど見当たらない‥」


『今、どこにいんの?』


「△△駅の東口!」


『俺、あと2駅ぐらいだけど助けに行こっか?』


‥‥えっ?


「い、いいの?」

なにこの展開

幸せすぎるでしょ!


『いいよ~、まぁ、待ってて』


「あ、ありがと!」


えー!

なんかさっきまで学校で会ってたけど‥

すごい緊張する


てか、なんでそんなに優しいの?

優しすぎるよ?


みんなに優しいのわかってるけど

期待しちゃうから‥


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