向日葵
気付いた気持ちと、最後の決心

斗真の顔にも無数の傷があった。
私は何も考えず斗真の元へ走って言った。

『斗真!』

私は振り降ろされた斗真の手にしがみついた。

「誰だよ?あ?」

もちろん私は手を振り解かれて地面に尻もちをついた。
斗真はびっくりした顔をした。

『斗真…』

斗真はニヤリと笑った。

「邪魔すんなよ、楽しい所だったのに」

その言葉に私は怒りが込み上げてきた。

パシンッ

私の手は斗真の頬を叩いた。
斗真は私が叩いた頬を触り私を見た。
そして私は口を開いた。

『どうして?どうしてあんなになるまで人を殴ったりするの?』

「も…」

『斗真の馬鹿!斗真の手は人を殴るためにあるんじゃない!その手で何度も私を助けてくれたでしょ?…もう、やめてよ!』

私はその場で泣きじゃくった。
< 41 / 225 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop