向日葵

「ーあー…」

気まずそうに頭を掻き私の横に座ってきた。
私は黙ってしたを向いた。

「あのさー」

先に口を開いたのは姫川斗真だった。

「えっと、俺が言うのも何だけどアイツはやめた方がいいんじゃねーか?」

『…。』

「どうせ泣くだけだぜ?おまえさ…」

私は姫川斗真の言葉を遮った。

『泣いてないもん!全然平気だよ!』

「全然平気そうじゃねーじゃん、平気なら何でんな顔してんだよ。」

< 8 / 225 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop