【短編】ing
今日はすごくいい感じだと思ったんだけどな………。

自惚れすぎたのかも。


「帰ろ」



イスをひいて、席を立って、荷物をもって、電気のスイッチまで歩いた。
歩きながら期待した。


すぐに杉谷君が笑顔と一緒に来るんじゃないかって。




だけど、この日、私が校門から出ても、杉谷君が私を追いかけて来ることはなかった。
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