【短編】ing
その下には同じような字でアルファベットが綴られていて、それを@が繋いでた。


このノートは、今から2ヶ月前――杉谷君と一緒に勉強していた時に使っていたノート…。



そんなノートにされた落書き。

けど、『見つけたら』っていう言葉が、現在進行形でまだ有効だと思ったから、


忘れかけてた杉谷君への気持ちが溢れてきて、

私は携帯を手に取った。


携帯の画面に表示されたデジタル時計はとっくに11時を過ぎていたけど、この時の私には関係なかった。


ただ、メールしなくちゃ。

私が、
これから本格的に始まる受験の前に気持ちの整理をしよう………
そう、思ったから。


本当なら、杉谷君の時間とか気持ちとか、考えなくちゃいけないことがいっぱいあるんだろうけど…………杉谷君にメールをすることしか考えられなかった。


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