RealGameー恐怖は終わらないー
レベル8
午前中散々泣いたあたしは、疲れてリビングのソファで少しだけ眠ってしまったらしい。


目を開けるとお父さんはもう出勤していた。


「芹香、ご飯どうする?」


いつもと変わらないお母さんの声。


「少しだけ、食べようかな」


そう答えると、お母さんは「そう」と、嬉しそうにほほ笑んだ。


あたしが食べやすいようにおかゆを作ってくれたお母さんは「今日、気分転換に出かけてみたに?」と、言ってきた。


「気分転換?」
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