RealGameー恐怖は終わらないー
レベル1
山路さんの【リアルゲーム】が始まったのはその日の夕方頃だった。


携帯電話が使えない山路さんのために、俺は一台携帯電話を用意した。


連絡手段として渡しておいたその番号が、俺のスマホに映し出された。


「もしもし?」


《もしもし? 山路です》


「どうしたんですか?」


《今、携帯電話が増えるえて、画面に【レベル1 プレイ】って出ているわ》


「山路さん、今どこですか?」


ききながら、俺は出かける準備をする。
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