RealGameー恐怖は終わらないー
推理
レベル2をクリアした俺は山路さんの家へ送る途中だった。


病院に通勤の車があるかと思ったが、山路さんは家からバスで通っているとのことだった。


「【リアルゲーム】の事、少しはなにかわかって来た?」


「そうですね。山路さんのおかげでだいたいの形はつかめてきました」


自転車をこぎながら、そう答える。


「へぇ、そうなの」


「はい。それで、まだ聞きたいことがあるんです」


「なに? なんでも言って?」


「【リアルゲーム】を開発していると知っている人間は、何人くらいいたんですか?」


そう聞くと山路さんは少しの間黙り、それから「4人かしら?」と、答えた。
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