雪が溶ける前に


優奈にこのことを話すと

泣きじゃくって


俺がなんか悪いことをしたみたいで


悲しくなった。


「もう敦也くんと雪だるま作れないの?」



この頃から、


優奈は雪が好きだった。

手を真っ赤にしながら


2人で雪だるまを作ったことを思い出す。
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