鉄の救世主Ⅲ(くろがねのメシアⅢ)
敵に包囲されても、死と隣り合わせでも。

マットは生の充足を感じている。

何も戦争したい訳じゃない。

自殺願望がある訳じゃない。

「俺は何かに貢献する為にレンジャーになった」

そう告げたマットの横顔は、初めて小川分隊と遭遇した時のルーキーの顔ではなかった。

12のガキみたいだったマットの横顔は、一人前の兵士の顔になっていた。

「どんなのが好みだ?」

麗華にコーヒーを勧めるマット。

「ダルフールでもよく言われてた。『マット、砂糖1杯ミルク無し』『マット、粉ミルクどこだ』」

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