Polaris
「今はそんなことを話してねぇだろ!!」


隼人は近くに合ったゴミ箱を蹴り上げる。


「そんなことでもあたしにとっては、大事なことです」


こんなことが合ったんじゃ、お店を休んでられない。


「そのことは、話すのが遅れて」

「遅れてって、もう5日も経ってるんですよ」


あたしは溝口店長を見る。


「溝口店長もハナちゃんナンバー1にしたいんですよね」

「それはハナ次第だって、前にも言ってんだろ。話をすりかえるな」


確かに言われた。


でも、溝口店長に頼むなんて卑怯だ。


「あたしがハナちゃんにお客さまを置いて、お店辞めれば隼人は満足なの」

「ミライさん。今はそんなこと話してるんじゃ」


あたしにどうして欲しいのだろうか、この2人は。

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