Polaris
何日もこうやって休んだのは、初めてだ。


煙草に火を付ける。


きっと、隼人のことだから怒ってるだろうな。


それでも今お店に出ても、仕事なんて手に付かないと思う。


ちゃんとオープンまでには、いつものミライに戻るから、、。


だから、あたしの我がままを許して、、、。






あたしは特に何かをするわけでもなく、ただホテルの窓から外を見ていた。


そんなことをしていても、あっという間に時間は過ぎていく。



「もう少しだけ、頑張って。ミライ」


そう、自分に言い聞かせた。


< 214 / 345 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop