聖なる夜に、甘いキスを。
12月25日――。
今日は、二週間前に彼氏の拓海に一緒に過ごそうとお願いしたクリスマスの日。
私は、朝から準備に大忙しだった。
一人暮らしのアパートは、手作りの飾りつけで彩られ、シンプルだった部屋は私の浮かれ具合が反映したかのように賑やかだった。
クリスマスの定番であるケーキは、夕方に予約しているお店に受け取りに行くことになっている。
それまでに、サラダやチキン、パイなどの仕込みを終わらせようと段取りをしていた。