「じゃあ、結婚しようか」
「あ……」


私は思わず声を漏らした。


あの缶ビールの彼が現れたからだ。


どうしよう!? こんなところでモニター越しでもどきどきしてしまう。


矢も盾もたまらず、私はバックヤードから出て行く。
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