可愛い彼にはご注意を!
「良かった。でも、俺は柚亜のご飯の方が美味しいよ。」
「あ、ありがとうございます///」
ちょっとした言葉なのに嬉しくなる。
お世辞だって分かっているのに・・・。
私は東野さんみたいに栄養バランスまでは考えていない。
少し気にするくらいだから・・・・・・。
でも、蓮は美味しいと言ってくれたから明日は頑張って早く帰って夜ご飯も作ろうと思った。
「あ、そうだ・・・柚亜。
一週間後あけといてもらってもいい?」
「何かあるんですか?」
首を傾げて聞くと蓮は苦笑した。
「うん、ちょっと柚亜に会って欲しい人がいるんだよね。」
「会って欲しい人?」
「今朝言ってた俺の両親に会って欲しいんだ。
駄目かな?」
急な申し出に私はビックリした。
だって、蓮は私のことをあまり紹介したくないようだったから。