forever love

縮まる距離

「「憂チン〜。飯〜。」」
「「憂〜。ご飯〜。」」

「ったく。」


1ヶ月経った。
朱音も慣れてきたのか、俺を憂と呼ぶようになった。

「俺は、お前達の親か!」

「「パパ〜」」

笑いながら凌と朱音が言う。

毎日こんな感じ。

まぁ、何気に楽しい毎日だ。

憂菜もちょこちょこ来るようになり。


何も、問題はないと思っていた。

だけど………。


「あぁ〜、憂チンの料理マヂうめぇ〜。」

「本当、うまいしぃ!」

「ははは、どうも。」

ガツガツ食いつきやがって。ガキかよ!
いや、犬か。

最近……。
意識しちゃうんだよな。
朱音。

第一印象悪かったのになぁ。

「辛っ!憂、これ辛すぎだよぉ〜。辛い〜。」

ベロを出しながらヒーヒー言う朱音。

「お前が、弱いだけだろ?凌、普通に食ってんぢゃん!」

「全然、辛くなくね?」

「うぅ〜。凌の味覚がおかしいだけ!辛いもん!」

ヤベェ……。
可愛い。
てか、最近口調変わってきたなぁ。


……俺、朱音の事ばっか考えてるし。


もう、我慢出来ねぇかも。



< 19 / 29 >

この作品をシェア

pagetop