3兄弟と私の関係
自覚
夕陽に告白されてから、いつも通りに振る舞えるようになった
たまに、少しドキッとしちゃうことも…
今日はちょっと早めに学校行こ…
歩きながら落ち着こう
玄関に向かおうとすると
「愛莉もう行くのか?」
私よりも早く家を出るはずの十夜さんが
まだ仕度をしていた
「十夜さんは今日遅くに行くんですか?」
「講義がひとつ無くなってな。
もう行くけど…なら愛莉、学校まで送るぞ」
「えっ、そんな悪いですよ」
「通り道みたいなもんだし…乗れよ」
う、そこまで言われちゃうと…
「それじゃあ…お願いします」
「じゃあ、十兄俺らも乗っけてよ」
リビングから出てきた夕陽
「よろしく、十兄」
その後ろから朝希が来た
「はぁ…わかったよ。お前らも乗れ」