冷たい上司の秘密の誘惑
お風呂上がりの篠田部長・・・

私と同じ香りがする。

・・・いつもはキリッと決めてる髪も、

しんなり濡れて、…色っぽい。


・‥ってか、何で、篠田部長がお風呂入っている間に

逃げなかったんだろう…と後悔している。


だって、今の状況が、あまりにも危険すぎる。


私を抱き上げた篠田部長は、私を寝室へ連れて行くからで。

・・・その先の事を考えると、後悔の嵐で。


・・・ドサ。

ゆっくりと、ベッドの上に私を置いた。


「あの、眠るのはソファーでいいです」

私はそんな事を言いながら、立ち上がろうとしたが、

…篠田部長が私を押し倒した。


…ヤッちゃうのかな。

・・・こんなうやむやな気持ちのまま?

そんなのは、嫌だ。


…私の目には、見る見るうちに、涙が溢れ出した。


「?!!」


そんな私の覆いかぶさるように、篠田部長が抱きつく。

「ぶちょ・・・?」

「今は、何もしない。・・・ここで一緒に寝るだけでいい」
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