冷たい上司の秘密の誘惑
「美穂、好きだ」

耳元で低くて優しい声が聞こえる。

・・・ずっと聞きたかった言葉。

怒ってる声でも、冷めてる声でもない、甘い囁き声。


「…ぁ・・・ぶちょ・・」

その甘い囁き声に、私の気持ちは一気に高ぶっていく。

篠田部長は、それを楽しむかのように、手を早めていく。


「…もっと、感じろ」

「ぁ…ぁん・・・・ゃ」

・・・たくさんの愛撫の後、一つになる。

気が付けば、私は絶頂に達し、篠田部長に体を預けていた。


「…美穂、可愛い」
「///」

…それからしばらくは抱き合ったまま、

静かな時間が流れる。


「…美穂」
「なんですか?」


「来月には久しぶりに連休が取れそうなんだ。

一緒に旅行にでも行こうか?」

「え?!・・・いいんですか?」

私の驚き様に、篠田部長はクスッと笑う。


「美穂とゆっくり過ごしたい、…社内の奴らには見られない場所しか

連れて行けないがな・・・」

「いいんです、それは。変に噂が立つと、仕事に支障をきたすだろうし、

篠田部長の言いたい事は分かります」

篠田部長の足手まといにはなりたくない。

…密かに、重役になると言う動きがある事を知っていたから、尚更だ。
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