ネコがくれたモノ。



「ただいま」


「おかえり、早かったね」


「うん。今日はバイトじゃなかったから」


「そ?ご飯食べてきたみたいだからお風呂入っちゃいな」


「はーい」


あたしは部屋に入ってカバンを置くとお風呂に向かう。


明日も大学行ったあとに相沢さん家。


そう思うとおしゃれしなきゃと思ってお風呂から上がって明日の服を決めようと思った。


「ふー…」


お風呂に浸かると今日のことを思い出す。


抱きしめてしまった。


なんとなく、大きな大きな相沢さんの何かを感じた気がした。


友だちだからこそ見せてくれた一面。


なにを背負ってるんだろうか。


時が来るまで待つしかないんだろうな…。



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