LOVE School Life Ⅰ【完結】
「てか、新一、愛ちんの案内あんじゃん」


………覚えていたか、本間。



「え?ラブの?もちろん行くよ」

く、来るのか!!!
来なくていい。

確かに、頼まれたじゃねえかとは思ったけどぶっちする気ならそれでもう万々歳です。

むしろ、そうして下さい。



「いいなー俺もついてって良い?」


来るな、くーるーなー!!


「いーよー」


お前が許可するなああああ!!!!


ぎりぎりと拳を握りしめながら、私は心の中で発狂していた。
授業じゃなかったら二人に噛みついているわ!!


私は消しゴムをちぎると、それを耳に突っ込んだ。

後ろから聞こえる騒音から自分自身を防衛する為に。



それからは、先生の声もさっぱりだったが後ろの奴らの声が聞こえなかったからよしとする。


チャイムが鳴って、休み時間になった時だった。
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