LOVE School Life Ⅰ【完結】
「行こうか?愛ちゃん」
「……うん」
「そういえば、愛ちゃん。あいつには言ったの?」
「は?あいつ?」
誰よ、あいつって。
わけがわからなくて、秋人の顔をまじまじと見つめると秋人は肩を竦めた。
「愛ちゃんに告白して来た男」
「……」
シゲ。
忘れてた。
……わ、すれ、てたよ。私は。
すっかり抜け落ちてたよ。
シゲに返事しなきゃ、ってそう思ってたのに。
畜生。ちゃらおーずの所為だ。
「ちょっと、LINEする」
「誰に?」
「シゲ」
「何で」
「今日、話あるって」
「……」
秋人はもう何も言わなかったけど、代わりに私の手をぎゅうっと強く握り締めた。
【シゲ。今日、帰ったら電話する。】
…はあ、気が重い。
断るって決めてる。
でも、それを言うのはやっぱり辛い。
シゲの事、恋愛感情とかではないけど、好きだから。
「……うん」
「そういえば、愛ちゃん。あいつには言ったの?」
「は?あいつ?」
誰よ、あいつって。
わけがわからなくて、秋人の顔をまじまじと見つめると秋人は肩を竦めた。
「愛ちゃんに告白して来た男」
「……」
シゲ。
忘れてた。
……わ、すれ、てたよ。私は。
すっかり抜け落ちてたよ。
シゲに返事しなきゃ、ってそう思ってたのに。
畜生。ちゃらおーずの所為だ。
「ちょっと、LINEする」
「誰に?」
「シゲ」
「何で」
「今日、話あるって」
「……」
秋人はもう何も言わなかったけど、代わりに私の手をぎゅうっと強く握り締めた。
【シゲ。今日、帰ったら電話する。】
…はあ、気が重い。
断るって決めてる。
でも、それを言うのはやっぱり辛い。
シゲの事、恋愛感情とかではないけど、好きだから。