LOVE School Life Ⅰ【完結】
「興味が、あった。じゃ、ダメ?」


そうして、私の目を見るとニヤリと口角を上げる。

それにドキっとしてしまう私は、やはり処女である。
認めてしまうほど、男に免疫がないんだろう。



…いや、でも瞬には妙な色気がある。
他の三人はバカみたいだから、そんなものないけど。

瞬だけは、大人の色香と言うのだろうか。
そんなものがある…ような気がする。



でなきゃ、こんなにドキドキしない。


「なんかさ、興味あんだよね」

「…な、何で」

「だってさ」

「あ、あのさ!何で三人といるの!?」


クスクス笑う彼の次の言葉を待つより先に、私が質問をする。
なんか、彼の言葉を待ったらいけないような気がしたんだ。


話を遮られたからか、突然質問をされたからかわからないけど、彼は眉間にしわを寄せる。



「…は?」

「だって、三人と雰囲気違うじゃん」

「そう?」

絶対、そうだろ!
だって、見た目から違うじゃん!
< 34 / 295 >

この作品をシェア

pagetop