いつか見つけてね。
よかったね


「明日美穂のこと迎えに来るんだよな。

イメージが本当に変わったよ、社長。」


史也が俺にそういった。


「俺のイメージ?」

「ぶっちゃけると、仕事しか目になくて女は飾りと思ってるっていうか。



でも、美穂のこと大事にしてくれてるだろ?」


女は飾り、そんな存在でもなかった。

ただの遊び、深く追求することもなく、追うこともなかった。


ただ近寄られてやるだけ、初めて心から震えるくらい高ぶったのは美穂の初めてを奪った時。



大事にしてる、もし史也が妹の処女を俺が奪ったって知ったら…


口が避けても言えないな。

あの時から俺はずっと本気だ。


それは断言できる。





「それより、お前はどうなんだよ?

タミーとなかなかいい感じじゃねーのか?」


「昔からの幼なじみだと思ってたのに、女って変わるな。


今までなんともなかった感情が一気にあふれ出してきてどうしていいか困ってる。


帰ったら落ち着くだろうかな。」


そう言いながら自分の気持ちを抑えようとしているのがわかった。




「お前、アメリカ支社に行ってみるか?」

それくらいのことなら容易いことだ。


「気持ちだけ、貰っとく。

まだこっちでしなきゃいけない事あるし。」



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