いつか見つけてね。
クリスマス2
光信の部屋は電気がついてないけど、夜景が綺麗で電気などいらない。

前にも入ったことがあるけど目を見張るくらいの夜景。

その光から光信の顔も全て見える。

私の赤みがかった顔も見えるのかな。


少しまだ恥ずかしい。


ベッドは大きくて前にも眠ったことがある。



あまりにも激しくてあの時は意識を手放してしまって朝を迎えた。




今日は光信と繋がりたい、愛されたいって思えて、

自分がこんな大胆な考えを持ってるなんて知られたら軽蔑されるかな。


いつの間にか間接照明がつけられてベッドに降ろされた。


光信はパジャマを着てる。

大人っぽい光沢のあるパジャマで、胸のボタンがあいていて彼の鎖骨、胸元が見え隠れして悩ましい。

リラックスムードの光信からはものすごい量のフェロモンが漏れている。



私は、かわいい系のブランドパジャマ。


去年史君がクリスマスプレゼントに買ってくれたもの。

「大学生になるのにジャージで寝るのはな。」

と言われて、嬉しくてかわいいパジャマに喜んだ。

出も、結局ほとんど着る機会がなくて今日になった。




真由や智からおしゃれなネグリジェで悩殺しないと!なんて冗談言われたりしてたけど


私は自分のペースでいいんだってタミーと過ごして思ったから、それはやんわり断った。


「美穂のパジャマ姿、かわいいな。」

そう言って私の隣で向き合うように座る光信に


「光信のパジャマもかっこいいよ。」

と言いたかったけど


すでに私の頬に彼の手が触れてて声が出なかった。


そして、チュッと唇を重ねられた。


啄むように何度も何度もキスされて、そのまま背中に腕が回るとベッドに倒された。
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