いつか見つけてね。
目覚めた時には光信が腕枕をして私のことを抱きしめてくれてた。


昨日の愛撫に驚いたけど、小指を見てリングを見てたら

「おはよっ。

昨日はやり過ぎた。



ごめん。」


恥ずかしそうに、怒られた後の小さな子供みたいなそんな顔をしている。


「フフ、

光信、びっくりした。


でも、怒ってないよ。



何かあったの?







アーッ、せっかく夜食作ったのに!

冷蔵庫入れてない。」


起き上がろうと体を離すと


「大丈夫。

昨日食べた。


だからもう少しだけここにいて。




それから。」


「うん。



なに?」

なにか言いたげな顔、だったけど



「美味しかったよ。」


それだけいうと

腕を引かれてまたさっきと同じ体制に戻った。


そして

「春巻きはこんな風にギューッと巻くんだ。」


と言いながら私をムギューと抱きしめたから


「こんなに巻いたら中が潰れちゃうからね。」

朝から甘い会話が続いた。
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