いつか見つけてね。
知りたい
クルーズ船での夜は楽しかった。

風呂に入ってから、やさしく髪を乾かしてくれて、

今度は部屋で二人だけでポーカーをして遊んだ。


濱野さんは、それから少しだけ距離をあけてくれてる。


ベッドはひとつしかなかったので、二人で一緒に寝た。


手を握っていいか?

といわれたので、うんと頷くと本当に手を握ってそれだけだった。


朝起きると、肩肘を立てた濱野さんが私のことを見ていた。



「おはよう、美穂。

よく眠れたか?」

と言われたので、

「はい。」


と言うと、

「そりゃ、よかったわ。


またいつか来ような。」

って誘ってくれた。

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