恋愛論




「んじゃ、数学科と英語科の合同新歓はじめま〜す!!乾杯!!」


乾杯しながら辺りを見渡す。


噂の男は何処だろう?


「早紀、あれだよ」


横から仁美が指差して教えてくれる。


後ろ姿も格好良い。


…決まり。


そう思ってそいつに近づこうとした時だった。


そいつが立ち上がって振り向いたのは。


「…清水由宇?」


思わず名前を口に出す。


「早紀!?」


あたしよりも驚いたあいつが目の前にいる。


あたしの四人目の彼氏。


清水由宇がそこにはいた。









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