sweet memory ~奏大side~
「奏くん…」
「花菜」
「その殺気どうにかしろよ。お前のそのオーラが怖くて、誰も近付けないで遠巻きに見てるだろ?」
「…大体、創も淳平もここを何処だと思ってるんだ。まだパーティー中だぞ」
「あっ…」
「悪い…」
奏大の言葉に、創も淳平も何も言えなくなってしまった。
それもそのはず。
いつもであれば、時と場を考えた行動をする2人だったが、先程からの行動は目に余るものがあった。
事の重大さを理解した2人の表情は、顔面蒼白だった。
しかし、次の奏大の発言により、2人は力が抜けるのだった。