sweet memory ~奏大side~



「さて、花菜。そろそろいこうか」

「うんっ!」








奏大と花菜は旅行鞄を持つと、家を出た。
この後、婚姻届を提出して、2人で沖縄へ旅行に行く予定になっているのだ。
車のトランクに荷物を積むと、急いで市役所に向かった。








市役所に着くと、2人は人目を気にせずに手を繋ぎ、そのまま中へ入って行った。








「おめでとうございます。確かにお預かりしました。」








職員は婚姻届を事務的に受け取ると、あっという間に入籍が完了してしまった。





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