✰perfect LOVEs✰

道谷 菜



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ふと、後ろの玖薇たちの
観覧車が見える。


『………………………‼︎』


玖薇が綾崎に抱きついていた。


あの2人って恥じらいないな…。


と。


『どうかした?菜』

優しい雄の声がした。

『何でもないよ‼︎』

へらりと笑う。


『そっか、てっきり
玖薇ちゃんと神みたく
抱き合いたいと思ってるのかと』

雄からも見えていたらしく
意地悪にそう聞いた。


きっと計算なんだろうと思う。


だから………。


『雄‼︎』


その計算にのってあげようと


私は雄に抱きついた。



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