Sweet Room~貴方との時間~【完結】
部屋に着くと、パーカーとデニムに着替えて、洗濯機を回した。そして大きなごみ袋を2つ持ち、部屋にある元カレとの思い出の品を"燃せるごみ"と"燃せないごみ"に分別しながら袋に突っ込んでいく。ついでに他のいらない物も一緒に捨てた。
気がつけば窓の外は青い空から茜色の空に変わっていた。時計を見ればもう17時半。私は4つ目のゴミ袋を玄関に置いた。
部屋にある本棚やラック、チェストの引き出しの中には、いくつかの空間が生まれている。
「これから、また新しい何かで埋めていけばいいよね」
今日1日で、消して、泣いて、捨てたら、スッキリした。
冷蔵庫に冷やしておいたコーヒー牛乳を飲み干す。空になったペットボトルを天井に投げてはキャッチを繰り返した。
杉山のおかげで泣けたんだな。杉山は私が泣いたことすら知らないだろうけど。
「サンキュー、杉山」
近くにあるゴミ箱に目掛けて空のペットボトルを投げる。それはコトッと、低い音を立ててゴミ箱の中に落ちた。
気がつけば窓の外は青い空から茜色の空に変わっていた。時計を見ればもう17時半。私は4つ目のゴミ袋を玄関に置いた。
部屋にある本棚やラック、チェストの引き出しの中には、いくつかの空間が生まれている。
「これから、また新しい何かで埋めていけばいいよね」
今日1日で、消して、泣いて、捨てたら、スッキリした。
冷蔵庫に冷やしておいたコーヒー牛乳を飲み干す。空になったペットボトルを天井に投げてはキャッチを繰り返した。
杉山のおかげで泣けたんだな。杉山は私が泣いたことすら知らないだろうけど。
「サンキュー、杉山」
近くにあるゴミ箱に目掛けて空のペットボトルを投げる。それはコトッと、低い音を立ててゴミ箱の中に落ちた。