彼方は、先生だけど旦那様。
「いたた…絆創膏、絆創膏」
そういえば机の引き出しに…。
自分の部屋いかなきゃ。
私はまだ血が止まらない指を
抑えながら足速に自分の部屋へ走りました。
「あ、恋々!」
廊下で声をかけられ、振り返ると
思ったとおり、
「薫様!おかえりなさい、いつの間に
帰ってたんですか?」
「んー、数分前かな?」
「え!す、すみません気づかなくて…。」
「いいよいいよ。僕も恋々に
声かけようと思ったけど夕食作りの
邪魔しちゃいけないかなと思って
やめといたんだ。」
「そ、そうだったんですね。汗」
…うわお…
薫様が帰ったことに気づかないくらい
考え事してたなんて…。