パレット~私と君との1440日~
「よしっ!そろそろ帰ろうかなー」
そう言うと廉は荷物を持って病室を出ていこうとする。
「送っていく」
「あれ?龍くん、優しいね~♪俺がいなくなるのさみしい??」
何言ってんだ。・・・こいつは
ーバシッ
軽く、ふざけた話し方の廉を叩く。
「いたぁ~い」
軽く叩いたのに痛いわけねぇだろ。
「ほら、廉帰るんだろ?」
「うん。加恋ちゃんバイバーイ」
「さようなら」
ーガラガラ