パレット~私と君との1440日~
開けた瞬間目に飛び込んできたのは、
規則正しく、揺れる肩。
その音の正体は、俺のベッドで寝ている人のものだった。
「起きろ、加恋」
そう、寝息の正体は加恋だった。
優しく体を揺らす。
「・・・・んっ」
加恋の口から、声が漏れた。
エ、エロい・・・・
さっきより強めに揺らしてみたが起きる気配はない。
だから、何とも無防備なその小さな唇に
ーチュッ
キスを落とした。
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