-CloverAnemoneshia-
気付けばもう夕日が沈み始めていた。
子供達の笑い声がまるで僕の事を笑っているように感じた。

「もう、どーでもいいや」

口にはそう出すものの実際はそう簡単に「どうでもいい」なんて6文字でコトを終わらせてくれない。

『もういいよ!殺鬼がそんな奴だとは思わなかった!』

悠真の声が何度も頭の中で繰り返される。

「じゃあ君は、僕をどんな奴だと思っていたの?」

誰にも聞こえないように呟いた。


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