ママ…凛花を置いて行かないで?…寂しいよ…
「ママっ?凛花どーなるのっ?
どこ行くのっ?」

スプーンを持ったまま、母の派手な服の袖口を掴み、ずっと離さなかった。


多分、母はご飯を与えとけば、大問題にはならない。
そうおもっていたんだろう。


「ねぇ、ママ、行かないでっ…」
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