【続】恋愛のやり直し方
今の自分に、こんなまっすぐな気持ちがあるのだろうか。



友田への気持ちに揺るぎはないけど、その先に進むのに躊躇してる。


その原因を追求することから逃げている



もしかしたら、その事で友田を不安にさせてるかもしれないなんて考えもしなかった。



なんで気がつかなかったんだろ。
一番そばにいるなんて自己満足してた。



ちゃんと見てるふりして全然見てなかったのかもしれない。


それなのに友田は 何も言わずただ私の答えを待ってくれている。


それどころか、ここ最近私はストレスを感じたことがない。



困ることもイラつくこともない穏やかで温かい日常は、友田が与えてくれているものだ。

そこまで考えてふと、こんなに私に色々と与えてくれる友田に私はどうして『結婚』という安心を与えられないのだろうか





そんな簡単なこと………なんで気がつかなかったんだろう


いつの間にか与えられることに慣れすぎて、与えることをすっかり忘れていた私、




帰ったらちゃんと話してみよう。



そこまで考えると無性にに友田の顔見たくなった。

足取りは自然と早くなる。



会いたい気持ちでいっぱいになって、別れ際竜くんの言った




「越えなくちゃいけない障害はまだまだあるんですから」という言葉がすっかり頭から抜け落ちてしまった。
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