【続】恋愛のやり直し方
再び「ごめん」と頭を下げた友田のつむじを見ながら、ほっとした反面、申し訳なさで一杯になった。


こんなに私のことを第一に考えてくれてた友田に比べて、私は、彼を失うことを恐れて動揺して……なんて自己中心な思考だったんだろう






「綾、何で泣くんだよ………」



再び慌てる友田。
だけど、情けなさで一杯になった自分の涙を止めることなんてできなくて



「だって……私自分のコトばかり考えてるのに、まだそんなに甘やかすうから………自分が情けないよぉ」




しゃくりあげるように本格的に泣き始めてしまった私




そんな私を呆れることなくクスッと笑って「ばか」と一言言ってそっと抱き締めてくれる友田



それはまるで子供をあやす母親のような優しさで。



その胸のなかで、見栄も恥も忘れて思いっきり泣いてしまった。

ひとしきり泣き終えるまでずっと背中を撫で続けてくれた。
< 55 / 486 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop