私のこと好きって言うんなら、ちゃんと守ってよ

心配そうに尋ねる草太くん。



「大丈夫だよ」


私は草太くんを安心させるように言った。


そして草太くんは安堵の息をつき、私の目の前にある小さな机の上に2人分のオレンジジュースを置いた。



それから草太くんはテレビに近づいた。


DVDデッキをいじっている。


あまりじっと草太くんの様子を窺わないようにした。


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