私のこと好きって言うんなら、ちゃんと守ってよ

「チッ てめぇ…」


「わかったよ、洋くんの言うこと聞くよ…」


初めて洋くんが舌打ちをした。


もう流れに身を任せるしか方法はないと思った。


もうどんな命令が出ても、服従しなければならない気がした。


「二度と俺以外の男と関わるな」


これが命令だった。


簡単そうで簡単ではないこの命令。

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