ラベンダーと星空の約束
ヒロインの少女に関しては良く分からないけど、
この主人公の少年は流星であるのは間違いない。
物語の少年も心臓病を患っていた。
流星と同じ様に手術を受け健康体を取り戻し、
ラベンダー畑で待つ少女の下へ帰ると言う内容。
フラノの大地で少女と過ごす幸せな日々…
でも二人の幸せは長くは続かなかった。
『生存率』という言葉がその後の少年を苦しめていた。
手術後の5年生存率は××%…
10年生存率は××%……
少年は長くは生きられないと思い込んでいた。
そんな彼を見て少女は怯えだす。
いつか自分の前で死んでしまうのではないかと恐れ出す。
彼女の笑顔を守りたい…
その一心で、少年は彼女の前から消えることを選んだ。
いつか訪れる自分の死に、少女が傷付くことを恐れて…
簡単に説明するとこんな悲しい結末だった。
流星はなぜこんなラストにしたのだろう…
私に会いに来てくれないのは、この本みたいになると恐れているから?
そうだとしたら、何が何でも会わなくてはいけない。
物語の少女はこんなラストで幸せになれる訳がない。
少女を傷つたくないから離れるなんて、そんな優しさ私なら絶対に嫌だ。
私は物語の少女ではない。
流星を支えられない程、弱くはない。