もう二度と恋なんてしないと思ってたのに...
それは、俺が中3の時だった。
俺には、彼女がいた。

川原美奈(カワハラミナ)
俺の初めての彼女だった。
俺は、美奈にベタ惚れ。

「仁輝〜?」

「何? 美奈?」

「今日、映画みる?」

「おっ、いいな!」

「じゃあ、行こっか!」

なんて、話をしながら歩いていると
横断歩道に着いた。

そして、信号が青に変わったから
俺が進み始めたその時...
信号無視の車が迫っていた。

俺...多分死ぬな。

なんて思っていたその時

後ろから、ボンッと美奈に押された。
そして...美奈が俺の身代わりとなって...
死んでしまった。
即死だったそうだ。
< 33 / 98 >

この作品をシェア

pagetop